新ダイワの背負式刈払機です。
かなり使い込まれていて、オーバーホールです。
受付時に写真を取り忘れたので、完成後の写真を貼っておきます。


分解しましたら、遠心クラッチが摩耗しきっていて、おそらくクラッチ滑りしてトルク伝達できていないと思われます。




ねじ間隔33mmのよくあるクラッチなので、手配します。
イグニッションコイルとフライホイールを外します。

エキゾーストポートの確認と、マフラーも外して確認します。
マフラーを振るとカラカラ鳴り、中から煤の塊が出てきます。
かなり沢山出てくるので、焼き切ることにします。




次にインテーク側のキャブレターを外します。
キャブレターを分解する過程で、ダイヤフラムやパッキンが固着していて破れてしまいました。


遠心クラッチとキャブレターダイヤフラムパッキンなどの部品を手配している間に、その他の部品を清掃しておきます。

キャブレターのダイヤフラムパッキンを入手したので、キャブレターの清掃と、ダイヤフラムパッキン類の交換をします。




キャブレターのメンテナンスキットには沢山の部品が入っていましたが、必要な物だけ選んで使いました。
遠心クラッチも入手しましたので、組み立てます。





各部の清掃を済ませてあるので、組み立ては簡単です。
点火プラグも新品に交換しました。
プライマリーポンプを数回押して混合燃料がキャブレターに吸い込まれるのを確認しました。
チョークレバーを掛けてリコイルロープを何度か引きますと、エンジンが掛かりました。
チョークを戻すとストールするので、燃調のニードルを1/2回転開いて安定しました。