Stihl (スチール) MS192C 修理

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 エンジンの掛からないStihl MS192Cが入庫しました。

Stihl192Cスペック
排気量30.1cc
出力1.3kW
本体乾燥重量3.3kg
パワーウエイトレシオ2.5kg/kW
ソーチェーン3/8"/.043/.050
12"/44DL
14"/50DL
16"/55DL
61PMMC3
63PMC3
推奨ガイドバー長30~40cm
点火プラグCMR6H相当

 まずはリコイルスターターを引いてみて、圧縮があるのを感じ取ります。
 圧縮は大丈夫です。
 キャブレター詰まりを疑いキャブレターを外します。

 目視での詰まりは確認できなですが、キャブレタークリーナーで汚れを溶かしていきます。

 なんと、あっさりとエンジンが掛かりました。

 エンジンは掛かったのですが、更なる不良箇所は無いか、例えばチェーンオイルは出るかを確認します。

 ここからチェーンオイルが出てきます。大丈夫です。
 基本的には大丈夫と分かりましたので、清掃に移ります。

 このように右側(チェーン走行側)も左側(リコイルスターター側)も、木くずでギトギト&べっとりです。
 歯ブラシや筆などを使って、洗剤であらっていきます。
 当然ながら油脂も落ちますからグリスアップはくまなく行います。

 外装部品はこれで綺麗になりました。
 つぎにクラッチとブレーキホイール、その奥に隠れているチェーンオイルポンプ駆動用のウォームギアを確認します。

 チェーン駆動のスプロケット摩耗が少ないのでそのまま使用可能です。
 フライホイールも外して清掃します。

 続けてマフラーを外します。
 ここでびっくり、マフラーのガスケットがありません。
 そのせいで排気ガス漏れからエンジンがオイルまみれになっています。
 排気ポートにカーボンスラッジは無く、とても状態が良いです。
 ピストンにも見える範囲で傷も無く、良い状態です。

 マフラーガスケットは、自作しました。
 この程度のものは自作で十分です。

 この機種にはスパイクバンパーやチェーンキャッチャーが付いていないので、取り寄せました。
 おそらくカジュアル用のラインナップだからでしょう。
 短いガイドバーではチェーン脱線が稀なのでしょうが、念の為に取り付けしました。

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